明大ラグビー部の吉田義人新監督が21日、東京都内の同大グラウンドで後輩たちを初めて指導した。OBやファンに拍手で迎えられた元日本代表WTBは「強い明治に戻します」と、1996−97年シーズンを最後に大学日本一から遠ざかる母校の復活を約束した。
グラウンドでの練習は約2時間。試合を意識して40分間はジョギングなどの有酸素運動に費やした。ボールを使った練習では頻繁に選手と話し合いの場を持ち、精力的に動き回った。主将のSH金沢章太は「意図が分かりやすい指導だった。質の高い練習になっていくなと感じた」と話した。
フルタイムで指導する吉田新監督は今後、FWとバックスのコーチもフルタイムで指導できる体制にする意向だという。