国際水連は20日、スイスのローザンヌで水着メーカー代表者らを集めた会議を開き、素材の厚さを最大1ミリとし浮力の効果を1ニュートン以下とするなど、水着承認に際してこれまで定められていなかった具体的規定をまとめた。
承認された水着を複数の専門家が科学的テストにより管理するプログラムも確立する。昨年、英スピード社の「高速水着」レーザー・レーサーが登場して以来、規格のあいまいさが指摘され、国際水連は策定を急いでいた。3月の理事会(アラブ首長国連邦・ドバイ)に提案され、正式決定する。
規定ではさらに、承認された水着を選手個人に合わせて変えることを禁止した。(共同)