【ボス(ノルウェー)20日共同】フリースタイルスキーのワールドカップ(W杯)モーグル第8戦は20日、ノルウェーのボスで行われ、女子は上村愛子(北野建設)が27・12点で優勝した。第2戦以来約1カ月ぶりの今季2勝目、通算9勝目。上村はタイムで満点の7・5点を出したほか、ターン、エアもトップで2位のニコラ・スドバ(チェコ)に1・75点差をつける圧勝だった。伊藤みき(中京大)が24・78点で自己初の表彰台となる3位に入った。
2戦連続で予選落ちしていた長野冬季五輪の金メダリスト、里谷多英(フジテレビ)は12人による決勝に進んだが、失敗して12位。村田愛里咲(北海道・北海道尚志学園高)は31位で落選した。
男子の日本勢は12人の決勝に進めず、遠藤尚(福島・猪苗代高)が13位、附田雄剛(リステル)が15位、上野修(リステル)が29位、西伸幸(白馬ク)は30位、尾崎快(早大)は34位、桑原竜司(リステル)は49位。
アレクサンドル・ビロドー(カナダ)が今季4勝目、通算6勝目を挙げ、最終戦を残して初の種目別優勝を決めた。
上村愛子の話 すごく平らなコースだけど、スピードに乗れた。落ち着いて滑ることがいかに大事か分かった。(伊藤)みきとの表彰台は宝物になる。