JR東日本福島支店は21日、福島市の東福島駅と福島駅の機器室で通信ケーブルが切断されているのが見つかったと発表した。
同支店によると、20日午後5時15分頃、東北線の沿線に設置されている風速計の数字が表示されなくなるトラブルがあり、原因を調べたところ、東福島駅の機器室のケーブルが切断されていた。また、同日午後6時5分頃には、奥羽線の福島—庭坂間で、信号機が赤のまま変わらなくなり、福島駅の機器室のケーブルが切られているのが見つかった。
福島署は、威力業務妨害と器物損壊の疑いで調べている。
両駅の距離は約6キロ。いずれの機器室も普段は無人で、施錠されていたといい、同支店は「外部から入れるような所ではない」と話している。
20日のトラブルでは、山形新幹線など上下5本が運休、8本が遅れ、約1300人が影響を受けた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090221-OYT1T00540.htm