発達した低気圧の影響で、北日本は21日、大雪や強風に見舞われ、青森県内では家屋75棟で屋根が吹き飛ぶなど一部損壊し、約5万世帯が停電したほか、交通機関のダイヤにも大幅な乱れが出ている。
気象庁によると、20日夜から21日朝にかけて、青森県外ヶ浜町で40・8メートル、青森市で33・4メートルの最大瞬間風速を記録。この影響で電線が切断され、青森市や弘前市などで20日午後9時15分頃から停電が発生。21日正午現在、約2万1000世帯で停電が続いている。
JRも津軽線で送電できなくなるなど、北日本の広範囲の路線で運休や遅延が相次いだほか、夜行列車上下5本の運休を決めた。一方、空港の滑走路が雪に覆われるなどしたため、日本航空と全日空は正午現在で、北海道発着を中心に計91便の欠航を決めた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090221-OYT1T00307.htm