軽乗用車で山梨県警甲府署の正面玄関に突っ込み、自動ドアを壊したとして、甲府地検は20日、同県笛吹市、土木作業員古屋和仁容疑者(39)を建造物損壊罪で起訴した。
起訴状や捜査関係者によると、古屋容疑者は2日、自宅で焼酎を飲んでいる際に、以前酒気帯び運転で摘発されたことを思い出し、腹いせに警察署に車で突っ込もうと決意。缶ビールを飲みながら運転して甲府署に向かい、アクセルを踏み込んで玄関に突っ込んだという。実際に酒気帯び運転で摘発したのは笛吹署だったが、摘発された場所が甲府市内だと記憶していて甲府署に摘発されたと思い込み、ターゲットにしたという。調べに対し、古屋容疑者は「笛吹署だとわかっていたら笛吹署に行った。署にダメージを与えるなら車でぶつかるのが一番良いと思った。悪いことをしたと反省している」と話しているという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090221-OYT1T00030.htm