滋賀県水産試験場は20日、高島市今津町の貫川内湖で、北米原産の外来魚「アリゲーターガー」が捕獲されたと発表した。
県内での発見は、試験場が集計を取り始めた1994年以降、今回で4例目。担当者は「第2のブラックバス、ブルーギルになりかねないので、絶対に放流しないで」と呼びかけている。
全長79.3センチ、体重3.6キロ。19日午後4時頃、湖西漁業協同組合の漁業者が外来魚の駆除作業中に見つけた。
アリゲーターガーは、北米のミシシッピ川流域に生息し、小魚やエビなどを食べる。現存する淡水魚では最大級で、全長3メートルに及ぶこともある。日本では鑑賞用として流通している。