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2009年02月21日(土) 20時09分

接近中の「ルーリン彗星」、NASA衛星が観測に成功読売新聞

米スウィフト衛星が観測したルーリン彗星(NASAなど提供)

 米航空宇宙局(NASA)のガンマ線観測衛星スウィフトが、地球に接近中のルーリン彗星(すいせい)の観測に成功した。

 ルーリン彗星は2007年7月、台湾の鹿林(ルーリン)天文台が発見、数万年に一度しか地球に接近しないと考えられている。

 NASAの観測で、この彗星は毎秒3000リットルもの水を吐き出して飛んでいることが分かった。水は太陽の紫外線で水素と水酸基に分解され、直径40万キロ・メートルの範囲に雲状に広がっている。

 彗星は24日に地球に最接近するが、距離は6150万キロも離れている。5等級の明るさで肉眼でやっと見える程度だが、双眼鏡を使えば、3月1日ごろまで観察できる。

http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20090221-OYT1T00737.htm