西多摩地区のお坊さんを対象にした救命講習会が20日、青梅市根ヶ布の天寧寺本堂で開かれ、21人が参加した。
地域から頼りにされる寺院を目指し、住職たちが宗派を超えて集結した「多摩川仏教会」(60人、加藤賢紹会長)の主催。
参加者は、東京救急協会指導員や青梅消防署員の指導を受けながら、人工呼吸と心臓マッサージの仕方、心臓に電気ショックを与えるAED(自動体外式除細動器)の操作手順などを、人形を使って学んでいた。
全4時間の講習に取り組んだ地元寺院の副住職、大井博文さん(38)は、「本番でうまく実践できるか不安だが、いい勉強になった。多くの参拝者が訪れるので、AEDの設置を検討したい」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20090221-OYT8T00038.htm