【北京21日共同】ヒラリー・クリントン米国務長官は二十一日、アジア歴訪最後の訪問地の北京で中国の
楊外相は「(米中間の)人権対話もさらに進める」と述べ、米側が懸念する人権問題について一定の配慮を示した。また「対テロや核不拡散、軍事面での交流を発展させる」と語り、米側との対話を拡大するとした。
気候変動問題でクリントン長官は、クリーンエネルギー開発や温室効果ガスの抑制に向け「重要な協力関係」を築き上げると意欲を表明。「米中関係が建設的で、協力的であることが不可欠」とし、両国が連携を深めていく考えを示した。地球規模での同問題で両国が定期協議を開催することも決まった。
クリントン長官はまた「米中両国が協力して世界経済の復興を先導すると信じるに足る理由がある」と述べ、経済危機に両国が協調して対処する方針を確認。楊外相は米国の大型景気対策を高く評価する一方、世界的な経済危機を受けて各国で高まる保護主義に「断固反対すべきだ」とした。
長官は二十一日午後、
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