東京都築地市場の移転計画の賛否に揺れ、理事長選のやり直しが続いていた、同市場水産仲卸業者の団体「東京魚市場卸協同組合」で20日、5回目の投票が行われ、移転容認派の伊藤宏之理事長(70)が理事30人の投票で16票を獲得し、続投を決めた。
伊藤理事長は5期目で、任期は2年。
理事長選は、伊藤理事長と反対派理事が立候補し、今月5日以降、投票は4回行われたが、いずれも同数票で決着しなかった。
伊藤理事長は「信任されホッとした。今後は若手の意見を取り入れた運営を目指す」と語った。移転反対派が求めていた全理事の改選については、「決着がついたので、請求者に取り下げをお願いする」とした。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090220-OYT1T00883.htm