愛知県警中川署は19日、名古屋市港区いろは町、同市交通局職員鈴木光秀(36)、同市中川区八剱町、中川郵便局契約社員対木栄二(51)両容疑者を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。
発表によると、2人は昨年7月上旬、中川区内の銀行支店で、転売目的で対木容疑者名義の口座を開設、預金通帳とキャッシュカードをだまし取った疑い。調べに対し、2人は「借金返済のためにやった」などと話しているという。
鈴木容疑者が知人の対木容疑者に、「口座を作ってくれば、通帳を1通4万円で買う」と依頼。鈴木容疑者は通帳とキャッシュカードを「知らない男に売った」と供述しているという。この口座が振り込め詐欺に使われており、同署は余罪があるとみて追及する。
同市交通局によると、鈴木容疑者は1990年に採用され、2008年度から地下鉄東山公園駅の助役を務めていた。長谷川康夫市交通局長は「事実関係を確認し、厳正に処分する」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090220-OYT1T00573.htm