青森県の弘南鉄道・弘南線で19日夜、恒例の「けの汁列車」が運行され、乗客らは車窓の雪景色を眺めながら、温かいけの汁を楽しんだ。
けの汁は、ダイコンやニンジン、ゼンマイや凍豆腐などを角切りで細かく刻み、みそで煮込んだ津軽地方の郷土料理。厳寒のこの時期、心身ともに暖まろうと毎年企画されている。
弘前駅を午後6時35分に出発し、黒石駅で折り返す往復約2時間の旅。乗り込んだ約90人の乗客は、通路に置いたテーブルを囲み、わんに盛られたけの汁に舌鼓を打って杯をかわした。
列車は今月20日、26日、27日にも運行する。問い合わせは同鉄道営業課(0172・44・3136)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090220-OYT1T00052.htm