不況で就職活動を取り巻く環境が厳しくなる中、長野県の松本大松商短期大学部は18、19の両日、1年生約200人を対象に、「就職対策セミナー合宿」を行った。
ホテルに泊まり込みで行われた合宿では、あいさつの仕方などを学び、卒業生から体験談を聞いた。金融、サービス、運輸など各業種の県内企業の人事担当者による模擬集団面接もあり、学生たちは、緊張した面持ちで、資格取得やアルバイトに励んだ話など自己PRに挑戦した。
松本大の糸井重夫・キャリアセンター長は「早く活動を始めなければいけないという学生の危機感は強くなっており、1年生の前半から就職を意識する学生も多い」と話す。
参加した経営情報学科の宮沢悟史さん(20)は「集団面接で、自分が言おうとしたことをほかの人が先に言ってしまうと、頭が真っ白になった」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090220-OYT1T00075.htm