20日午前1時25分頃、兵庫県明石市硯町のJR山陽線下り線で、線路の保守作業をしていた男性が、野洲発西明石行き快速電車(8両、乗客約150人)にはねられた。
男性は頭などを強く打ち、約55分後に同市内の病院で死亡した。近くにいた作業員7人や乗客らにけがはなかったが、快速電車が現場に約50分停車。後続の電車5本が1時間18分〜22分遅れ、約800人に影響が出た。
明石署やJR西日本によると、死亡したのは神戸市西区王塚台、保線作業会社のアルバイト作業員、土屋正さん(74)とみられる。土屋さんら8人は、19日午後11時30分から、線路脇に置かれた交換済みの枕木を回収する作業を行っていた。このうち4人が通過する列車の見張り役だったといい、同署は事故発生時の状況を詳しく調べている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090220-OYT1T00312.htm