千葉県船橋市教育委員会は19日、市立飯山満(はさま)中学校の理科準備室から、塩酸などの劇物を含む5種類の実験用薬品がなくなったと発表した。
船橋東署が窃盗事件として調べている。
発表によると、紛失したのは、塩酸500cc、クロロホルム250グラム、硝酸6グラムの劇物と、硫黄353グラム、マグネシウムリボン20グラム。塩酸は空気に触れると、塩化水素が発生し、大量に吸い込むと、死亡する危険もあるという。理科実験事務員が18日、薬品を点検し、気付いた。薬品は第1理科準備室の薬品庫に保管され、紛失時も鍵がかかっていた。しかし、理科準備室が施錠されていたかどうかはわからないという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090220-OYT1T00029.htm