経営再建中のハウステンボス(長崎県佐世保市、HTB)は20日、全従業員1425人(1月1日現在)の2割強に当たる約300人を6月末までに削減すると発表した。
場内のホテル1館も休館する。世界的な景気後退や円高で外国人観光客を中心に入場者数が激減しており、抜本的なリストラで早期の経営改善を図る。
2009年度の経営方針の記者会見で明らかにした。人員削減は、正社員699人の中から希望退職などを含め50人程度減らすほか、契約社員・パート従業員726人のうち250人の雇用を6月末で打ち切る。また役員報酬を4月以降、20〜30%カット。正社員の賃金も引き下げる。
休館するホテルは「ホテルデンハーグ」で、7月から実施する。
08年度の入場者数は前年度比15%減の185万人と3年ぶりに200万人を割り込む見通しで、売上高も16%減の154億円を見込む。中期経営計画の最終年度である08年度に単年度黒字化を目指していたが達成できなかった。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090220-OYT1T00678.htm