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2009年02月20日(金) 00時00分

全国大会最優秀・・・JA粕屋青年部読売新聞

 JA全国青年大会が17、18日、東京・日比谷公会堂で開かれ、組織活動実績発表部門の最優秀賞(千石興太郎記念賞)に、粕屋町のJA粕屋青年部(田代勘部長、164人)が選ばれた。青年部独自で取り組んだ新ブランド米の商品開発を紹介し、地域への貢献度と発展性の高さを評価された。

 県大会、九州大会を勝ち抜いた須恵町の米農家長沢基之さん(35)が15分間熱弁をふるい、全国6ブロックの各代表の中から栄冠を勝ち取った。

 発表では、JA粕屋の主力産品のブランド米「おひさまの詩」に代わる減農薬、減化学肥料米の新商品開発に一昨年夏から取り組んだ実績を披露。商品名は、寄せられた200のアイデアの中から、「子どもたちに食べてもらいたい」との願いを込めて「かすやそだち」と命名。米袋にもかわいらしい子どもの顔をあしらった。昨年2月、組合長ら幹部に提案説明し、同年12月の試験販売にこぎ着けた。

 長沢さんは「青年部の創意工夫が農協を動かしていくというスタイルが全国に波及していけば日本の農業は発展できる。受賞がその契機になればと思う」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20090219-OYT8T01069.htm