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2009年02月20日(金) 00時00分

まちの駅で観光案内・・・大川読売新聞

大川まちの駅の店舗を紹介したマップ

 大川市の大川観光協会は来年度、総合情報交流拠点「大川まちの駅」を本格スタートさせる。観光スポットなどを把握する店舗を認定することで、観光客のスムーズな市内観光を手助けするのが狙い。名乗りを上げた24店舗の場所を示したマップを約8000部作製しており、一部の店舗は看板を掲げて利用を呼びかけている。(鶴結城)

 まちの駅は観光案内の充実や観光客との交流を目的とし、2000年から全国的に取り組みが始まった。駐車場や休憩所、トイレの整備といった条件は国土交通省管轄の「道の駅」と同じだが、設置主体は自治体に限らず、民間でも可能。08年3月現在、全国で58地域1331か所、県内でも10地域199か所が認定を受けている。

 同観光協会は08年7月、まちの駅の実現に向けて協議会を設立。09年1月まで勉強会を重ね、家具業者や飲食店、酒造会社、料亭、美術館などが参加した。年会費1万円などが主な運営費で、まちの駅連絡協議会(東京)に正式加入する手続きに入った。

 市内の観光客は年間約60万人。同観光協会が市役所にあるため、観光客が多い祝日に閉庁するなど、十分に機能していなかった。

 このため、まちの駅に認定された店舗が観光案内所の役割を果たし、観光パンフレットなどを置く。観光スポットや各店舗の商品を観光客に情報提供する。

 参加店舗は随時、増やしていく方針で、情報や話題を共有するための勉強会も開く。同観光協会は「どの店舗でも同じ観光案内ができるようにして、観光客をもてなしたい」としている。

 まちの駅の参加店舗を紹介したマップは同観光協会などで入手できる。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20090219-OYT8T01027.htm