政府が支給に向けて準備を進めている定額給付金の使い道について、関西の中高生の4人に1人が「預金する」と考えていることが、電通リサーチ大阪支社の調査でわかった。
不況による生活防衛意識が子どもたちにも浸透している様子が浮かび上がった。
関西2府4県の中高生500人が2月1〜4日に携帯電話サイトを通じて回答した。
2万円をもらったら、56%が洋服や書籍、趣味の品などに「消費する」としたが、次いで26%が「預金する」と答えた。授業料や参考書など「学費」に充てるという生徒も9%おり、中には「授業料が高い私学に通っているので親に渡して少しでも足しにしてもらう」と記した高校生もいた。
同支社は「中高生がこれほどシビアに社会を見ているとは予想外だ。給付金の消費刺激効果は薄いかもしれない」と分析している。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090220-OYT1T00667.htm