飯塚市の伊岐須小と鯰田小の児童が考案した2種類の菓子を、同市佐与の菓子工房「たまごん工房」が商品化することになった。3月中旬に5日間限定での販売を予定している。
菓子は、伊岐須小5年3組の9人が考案した「八木山アップルタルト」と、鯰田小6年1組の8人によるケーキ「I LOVE YOU」。
両小を含む市内の4小中学校では総合学習の時間を使い、子どもたちが菓子メーカーを設立したとの想定で新しい菓子を検討。1月22日にイイヅカコスモスコモンで、そのアイデアを発表した。
このうち、伊岐須、鯰田両小の児童が、菓子に「たまごん工房の卵を使いたい」と提案したことから、同工房の畠中五恵子(さえこ)社長(44)が両小に商品化を打診していた。
19日は、畠中社長が伊岐須小の5年3組を訪れ、タルトの試作品を披露。児童らは、自分たちが考えた菓子が本物になったことに感動した様子で、「ほどよい甘さ」「食感がちょうどいい」などと言いながら、喜んで試食していた。
タルトの考案にかかわった松田遥香さん(11)は「驚くほどおいしかった。たくさんの人が買ってくれるとうれしい」と発売が楽しみな様子。畠中社長は「子どもたちの反応が良かったので安心した。早速、販売個数や値段を検討したい」と話していた。
23日には、畠中社長が鯰田小に試作品を持参する予定。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20090219-OYT8T01014.htm