蒲島知事は19日の定例記者会見で、与党水俣病問題プロジェクトチームが未認定患者の新救済策に関する法案を3月上旬にも国会へ提出することを決めたことに関して、「新救済策の実現に向けて一歩進んだことは大変好ましい。できるだけ早い実施を希望している」と述べた。
県の認定審査会が15日に約1年7か月ぶりに再開されたことについては、「審査会と新救済策は『車の両輪』の関係。再開は水俣病問題の解決にとって大きい」と評価。司法救済を求め、新救済策を拒否している被害者団体と今後交渉する可能性については、「県と裁判で争っている当事者であり、法廷外での直接交渉は難しい」との見解を示した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20090220-OYT8T00142.htm