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2009年02月20日(金) 15時15分

TOPIX終値25年ぶり低水準、日経平均7500円割る読売新聞

 20日の東京株式市場は、国内の景気悪化が長期化するとの懸念から、株価が下落した。

 東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)の終値は、前日に比べて12・06ポイント低い739・53で、昨年10月27日に付けたバブル後の最安値を約4か月ぶりに更新し、1984年1月以来、約25年ぶりの低水準となった。

 日経平均株価(225種)も約4か月ぶりに7500円を割り込んで、終値は、前日比141円27銭安の7416円38銭と、昨年10月27日に付けたバブル後最安値(7162円90銭)まで250円余りまで迫った。東証1部の出来高は、約18億9300万株だった。

 小売業や建設業など、内需関連株を中心に幅広い銘柄で売りが優勢となった。欧米の金融不安や国内政治の混乱なども嫌気され、午後に入り、アジアの主要市場で株安が進むと、下落幅が広がり、日経平均が一時、7400円を割り込む局面もあった。

 市場では、「株価の反転する材料が見当たらず、株安はもう一段進むのではないか」(大手証券)との見方が出ている。

 東証1部の時価総額は、昨年6月に約456兆円まで上昇した。その後の金融危機の深刻化で10月下旬に約239兆円まで下がった。11月上旬に約310兆円まで回復したが、その後減少を続け、20日には再び約241兆円まで落ち込んだ。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090220-OYT1T00696.htm