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2009年02月20日(金) 00時00分

県、企業補助金30億円にアップ読売新聞

 県は県内への進出企業に交付している補助金について、新年度以降、限度額を現行の10億円から30億円に引き上げる方針を固めた。企業誘致の競争力を高める狙いで、九州では宮崎県の50億円に次いで高く、佐賀、長崎県と同額になった。

 県によると、現在は設備投資額が80億円以上で、新規雇用者数80人以上の要件を満たした企業に対し、設備投資額の5%を交付している。新年度以降は新規雇用者数が200人以上の場合は20億円、300人以上は30億円まで限度額を引き上げる。しかし、財政事情が厳しいため、単年度の交付額は3億円を上限とし、分割で交付する。

 県の企業誘致は2006年度が29件、07年度が27件だったが、今年度は14件にとどまっている。

 企業立地推進課は「今の限度額では、誘致交渉にすら入れない可能性がある。競争力を高めるために引き上げる」と説明している。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20090219-OYT8T00946.htm