長野市と長野県飯綱町の境にある飯縄山(1917メートル)の東側斜面中腹に、雪形の「水くみ男」が早くも姿を見せ始めた。
雪が解けた部分の岩や草木が、周囲の雪から浮き上がり、水をくむ姿に見える。
地元の観光関係者によると、「水くみ男」は通常3月下旬から4月下旬に現れ、ふもとの田に水をはる季節が来たことを知らせる。
今の時期に「水くみ男」が見られるのは異例で、雪不足が影響している。「水くみ男」が早く現れると、夏に水不足になると言われており、地元の農家からは、「水くみさんが早くきちまった」という声が聞かれるという。