中学1年、高校3年生を対象に昨春から実施している、はしかワクチンの接種率が、昨年12月末時点でわずか6割前後と低迷していることが20日、厚生労働省の調査でわかった。
福井県など接種率が80%を超す自治体がある一方、東京や大阪は40〜50%台と低迷。流行を防ぐ目安として目標に掲げる95%以上を大きく下回っている。
中1の接種率は、昨年9月末より9・7ポイント多い66・1%。都道府県別にみると、福井県が87・7%、茨城県85・2%の順で高く、最下位は大阪の55・2%、次いで東京が56・1%だった。
高3の接種率は昨年9月末より10・5ポイント増えたが、58・1%と低迷した。福井県(81・4%)など接種率が高い県もあったが、東京や大阪、神奈川の3都府県は50%を下回った。厚労省では「無料で接種できる3月末日までに、対象者は接種してほしい」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090220-OYT1T00829.htm