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2009年02月20日(金) 10時00分

バイオ燃料製造に新プラント中国新聞

 産業技術総合研究所(産総研)バイオマス研究センター(呉市)は19日、硫酸を使わずに木材チップからバイオエタノール燃料を造るプラントを本格稼働した。この方式での一貫製造プラントの稼働は世界初で、研究開発の拠点に活用する。

 産総研の敷地約300平方メートルに設け、事業費は約5億5000万円。前処理でチップを10ナノメートル程度(ナノは10億分の1)に細かく砕き、酵素と混ぜて糖化。発酵、蒸留工程を経て高純度のエタノールを回収する。硫酸による糖化に比べ環境への負担が小さいという。

【写真説明】産総研が公開した、硫酸を使わないバイオエタノール燃料の製造プラント

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902200022.html