中国新聞の報道について社外有識者が提言する「読者と報道委員会」の第22回会合が19日、広島市中区の中国新聞ビルであった。今年の重点企画「核兵器はなくせる」「サポートブック 親子のうたがききたくて」を中心に、委員3人が編集局幹部と意見を交わした。
広島修道大法学部教授の市川太一氏、元広島弁護士会副会長の金尾哲也氏、コラムニストの岸かおる氏が、畑矢健治編集局長の司会で議論した。
核兵器廃絶に向けた世界の動きをルポする連載「核兵器はなくせる」や大型論評「ヒロシマと世界」について、「被爆地の使命を認識した報道」などと期待する声があった。オバマ米大統領の核政策を冷静に分析、検証するよう求める意見も出た。
【写真説明】今年の重点企画について意見交換した「読者と報道委員会」