【ニューヨーク=山本正実】19日のニューヨーク株式市場は、金融不安の再燃や景気悪化への懸念が強まり、ダウ平均株価(30種)は反落し、前日比89・68ドル安の7465・95ドルで取引を終えた。
昨年秋の米証券大手リーマン・ブラザーズ破綻(はたん)後の安値を割り込み、2002年10月以来、約6年4か月ぶりの安値だ。
グリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「いくつかの米銀行は、経営立て直しのため一時国有化されることもやむを得ない」と述べたと伝えられ、国有化で株価がゼロになることを恐れた投資家が金融株を大きく売った。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090220-OYT1T00234.htm