茉央ちゃん応援で献血の輪（中国新聞）
急性骨髄性白血病で闘病生活を送る山元茉央（まひろ）ちゃん(4)＝竹原市下野町＝を応援しようと、市内での少年野球大会に主催者が献血車を呼んだ。大会関係者だけでなく、知人たちも口コミで知り、合わせて86人が献血した。
発案したのは野球大会を主催して３年目の「あゆみ会」。茉央ちゃんは広島市内で入院し、定期的な輸血などの治療を受けている。父親の忠良さん(32)が会のメンバーで、直接の輸血ではないが、病状がよくなるよう側面から支援したいとの願いを込めた。
会場のバンブー・ジョイ・ハイランドでは朝から順番待ちの列ができた。駆け付けたのは茉央ちゃんが在籍する保育所の保護者ら知人たち100人以上。午後１時半の終了予定を４時すぎまで延ばした。あゆみ会の高重洋介会長は「成人式に献血車を呼ぶなどして、献血の盛んな竹原になれば」と善意の広がりを期待していた。
【写真説明】献血会場に駆け付けた茉央ちゃん（右端）。忠良さんに肩車をしてもらったり、友達と遊んだりした