下関市の江島潔市長(51)は19日、3月8日告示、15日投開票の市長選に立候補しない意向を明らかにした。江島市長は旧市時代を含め通算4期目。これまで推薦していた自民党山口県連下関支部が自主投票を決めたほか、多選批判もあることから断念したとみられる。
江島市長は同日の市議会本会議で断念を表明した。記者団の質問には、理由について具体的な言及を避けたが、自民党下関支部の自主投票決定や多選批判が「判断する要素の一つだった」と述べた。今後については「全くの白紙」と答えた。
江島氏は1995年に38歳で旧下関市長に初当選。3期務めた後、旧豊浦4町と合併した2005年の新市の市長選でも当選し、今年3月の市長選にも意欲を示していた。