中国地方を治めた毛利家を中心に戦国時代の歴史を伝える企画展「毛利氏VS(と)天下人—瀬戸内の戦乱、そして平和」が20日、福山市西町の広島県立歴史博物館で始まった。3月29日まで。
国重要文化財を含む古文書や絵巻、着物など約80点を紹介。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らとのかかわり、攻防などをたどる。天正19(1591)年3月、秀吉が毛利輝元にあてた書状は安芸、備後、周防など9国の支配を認める内容。大阪夏の陣図屏風(びょうぶ)は、戦の残虐さを伝える。
21日午後2時から三重大の藤田達生教授が「足利義昭の鞆幕府と毛利氏」と題して講演する。
【写真説明】大阪夏の陣図屏風(複製)に見入る招待客たち