20日午後5時50分ごろ、那覇発神戸行きの日本トランスオーシャン航空(JTA)320便が神戸空港(神戸市)に着陸した際、エンジンのカバーの一部が破損して散乱し、滑走路が約1時間閉鎖された。けが人はなかった。
機体はボーイング767で、乗客乗員計254人が搭乗していた。
神戸空港管理事務所などによると、破損したのは航空機の左翼エンジンを覆い、着陸の際に開閉するカバーの一部。繊維強化プラスチック製で、約1メートル四方が滑走路上に落下し、割れるなどして散乱したとみられる。
同空港の管制塔が左エンジン付近から黒い煙が上がっているのを確認しパイロットに連絡した。
グループ会社の日本航空(JAL)神戸支店は、出発前に行った点検では問題がなかったとしている。