成田国際空港会社によると、マニラ発成田行きのノースウエスト航空の旅客機が20日、乱気流に巻き込まれ、けが人が出た。同機は間もなく成田空港に到着した。
国土交通省によると、10人が重傷、16人が軽傷。
千葉県成田市消防本部によると、重傷が3人、軽傷が30人程度出ている。県警によると、重傷者2人は意識がある。
国土交通省によると、乱気流の発生場所は銚子沖上空で、成田空港に着陸待機中だった。
ノースウエスト機はボーイング747−400型で、午後零時19分に成田空港に着陸した。
乗客は408人、乗員は14人。
乗客の米国人男性(55)によると、ノースウエスト機は到着する30分前、突然機体が降下し、その後浮上した。その瞬間、叫び声があちこちから起こったという。
男性は「シートベルトをしていなかった人が天井に頭を打ち、首などを痛めていた。私はシートベルトをしていたので大丈夫だった。何人かは近くにあるものにしがみついた。ハドソン川で事故があったばかりでこわかった」と話した。