記事登録
2009年02月20日(金) 17時42分

滋賀の2園児刺殺、2審も無期 被告の女は出廷せず 大阪高裁東京新聞

 滋賀県長浜市で2006年、幼稚園児2人を刺殺したとして殺人罪などに問われた中国籍の鄭永善被告(37)に、大阪高裁(森岡安広裁判長)は20日、1審に続いて無期懲役の判決を言い渡した。鄭被告はこの日、出廷しなかった。

 1審大津地裁は07年10月、犯行時に心神耗弱状態だったと認定。完全責任能力があったとして死刑を求刑していた検察側と、「心神喪失」を主張して無罪か刑の軽減を求める弁護側の双方が控訴し、責任能力の程度が焦点になっていた。高裁はいずれの控訴も退けた。

 判決によると、鄭被告は06年2月17日朝、保護者が交代で担当するグループ登園中、長女と一緒に車に乗っていた、いずれも当時5歳の武友若奈ちゃんと佐野迅ちゃんを農道脇に止めた車内で刺殺した。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022090150908.html