シャープは20日、4月から中国各地の小学校にグループ社員を派遣し、地球温暖化防止をはじめとする環境をテーマにした授業を実施すると発表した。
同社は2006年から、日本国内で同様の環境教育を実践しており、実施校は約1000校に上る。これらの豊富な成果を生かし、米国と並ぶ二酸化炭素(CO2)排出大国である中国でも、環境教育を本格的に展開する。
シャープの現地スタッフらが学校を訪問し、地球温暖化や太陽光発電、家電製品のリサイクル技術に関し、実験も交えた分かりやすい授業を行う。年間30校で実施予定だ。
将来は、米国や中国以外のアジア、中東などにも範囲を広げ、世界規模の社会貢献活動を強化する方針だ。
シャープは、太陽電池のシェアで世界有数のメーカーで、国内では首位。中国では液晶テレビや携帯電話などの事業を手掛けている。