記事登録
2009年02月20日(金) 17時18分

国公立大の確定志願倍率 過去最低の4・8倍東京新聞

 文部科学省は20日、今春の国公立大入試の確定志願者数が昨年より1万2757人少なく、過去最少の47万5020人だったと発表した。募集人員に対する倍率は、大学入試センター試験の導入以来最低の4・8倍で、3年連続で5倍を切った。

 不況の影響で国公立大人気が高まるとの予測もあったが、文科省は「センター試験の平均点が下がったことや、推薦入試など早い段階で進学先が決まった生徒が、受験を敬遠したことなどが影響した可能性もある」とみている。2次試験は前期日程が25日から、中期日程は3月8日以降、後期日程は3月12日以降に行われる。

 国立大(82大学368学部)の志願者は35万3443人で、倍率は4・4倍(昨年4・5倍)。公立大(72大学163学部)は12万1577人で、倍率は6・4倍(同)だった。

 試験成績で門前払いする「2段階選抜」は、前期日程で15大学26学部で実施され、不合格者は2630人。中・後期日程では19日までに10大学11学部で行われ、1271人が不合格となった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022001000467.html