景気後退による岐阜県の財政悪化を受け、同県議会は20日、2009年度の議員報酬を月額で12%削減する方針を決めた。県議の報酬は03年度から財政難を理由に月5万円減額しており、さらに5万円を減額する形。2月県議会に関連議案を議員提案する。
同県議の報酬削減は03年度が初めてで、今回の削減率は過去最大。条例で定めた本来の報酬は月額85万円。12%削減(1000円以下は切り捨て)によって75万円になる。議長は12万円減の90万円。期末手当は減額しない。
議長を含む計46人で、本来の報酬額から計5556万円の削減効果が見込まれる。
岐阜県は09年度の給料を知事15%、副知事と教育長10%、職員は7−3・5%それぞれ削減することを既に決めている。
(中日新聞)