20日午前1時25分ごろ、兵庫県明石市硯町のJR山陽線明石−西明石間で、線路の保守作業をしていた男性が、野洲発西明石行きの快速電車(8両編成)にはねられ、間もなく死亡した。乗客約150人にけがはなかった。
国土交通省運輸安全委員会は同日、鉄道事故調査官2人を現地に派遣した。
明石署の調べでは、作業員は保守作業を請け負っていた会社のアルバイトで、神戸市西区に住む74歳の男性とみられる。線路の枕木を撤去した後の片付けをしていたという。運転士が、男性に気づきブレーキをかけたが間に合わなかった。
JR西日本によると、当時8人で作業に当たっており、快速電車が近づいたため退避するよう指示が出ていたという。
同署は、男性の身元確認を進めるとともに、事故の原因を調べている。