プーチン批判記者射殺事件、内務省出身の被告ら無罪評決（読売新聞）

2009年02月20日(金) 00時39分

　【モスクワ＝槙野健】プーチン露政権のチェチェン政策を批判していた女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさんが２００６年１０月に射殺された事件で、モスクワの軍事裁判所の陪審団は１９日、殺人ほう助罪などで起訴された露内務省出身者ら３被告に対し、証拠不十分として無罪の評決を下した。

　露メディアが同日、一斉に伝えた。

　裁判は狙撃犯や首謀者を特定しないまま進められ、検察の姿勢に批判の声が上がっていた。事件では、治安機関の関与が疑われている。