昨年1年間に全国で発生した発砲事件は42件で、前年より23件減ったことが19日、警察庁のまとめで分かった。死傷者は20人減の19人。うち死者も11人少ない10人となった。
警察庁は「暴力団の対立抗争が減少したため。銃器による凶悪事件をなくすため、今後も対策に取り組む」としている。
まとめによると、すべての事件で拳銃が使われ、暴力団構成員によるとみられるものが9件減って32件、うち対立抗争によるものは10件減って2件だった。
拳銃の押収量は56丁減って492丁。昨年5月から始まった情報提供者に報奨金を支払う制度によるものは1丁だけだった。