【ニューヨーク20日共同】20日のニューヨーク金先物相場は大幅反発し、取引の中心となる4月渡しが一時、2008年3月以来11カ月ぶりの高値水準となる1オンス=1000ドル台まで値上がりした。
世界経済の先行き不透明感が強いため、安全資産として金に投資家の人気が集まった。
午前9時20分現在は前日比20・70ドル高の1オンス=997・20ドルをつけた。
不安定な値動きを続ける株式市場や、景気後退で需要減が見込まれる原油市場から流出した資金が金相場に集中。米商品ディーラーは「積極的に買えるものは金ぐらいしか見当たらない」と話した。