【ワシントン20日共同】米労働省が20日発表した1月の消費者物価指数(季節調整済み)は、前月比0・3%上昇した。ガソリンなどのエネルギー価格の値上がりが主な要因で、6カ月ぶりにプラスに転じた。
前年同月比(季節調整前)は横ばいで1955年8月(0・4%下落)以来、約53年半ぶりの低い伸び。米国は2007年12月から景気後退(リセッション)期に入っており、経済悪化に伴う物価上昇圧力の減退が鮮明となった。
月ごとの変動が大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は0・2%の上昇、前年同月比(季節調整前)では1・7%上昇した。
品目別にみると、ガソリンが前月比6・0%上昇、エネルギー全体が1・7%上昇した。食品は0・1%値上がりした。