阪急阪神ホールディングス(HD)と、阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは20日、両グループの共通カードを今秋発行し、百貨店での買い物や電車、バスの運賃支払いに応じてたまるポイント制度を一本化すると発表した。
関西電力をはじめとする企業や商店とも提携して顧客の利便性を高め、京阪神地域で消費の活性化を狙う。
名称は「阪急阪神エメラルドSTACIA(スタシア)カード」。たまったポイントは百貨店の買い物や、プロ野球観戦、観劇、提携先の各種サービスに使える。
提携先は、沿線の銀行や美容室、各種教室、クリーニング店などにも広げる。会員数500万人を目指す。
阪急阪神HDの角和夫社長は「ポイント還元も、地域や生活に密着した多彩なメニューから選べるようにする」と話した。