記事登録
2009年02月20日(金) 11時52分

産業用電力が過去最大の下落 1月の需要実績速報東京新聞

 電気事業連合会が20日発表した1月の電力需要実績速報によると、東京電力など電力10社合計の産業用大口電力需要は前年同月比18・7%減の194億7000万キロワット時と、過去最大の下落幅となった。製造業の工場で減産が相次いでいることが響いた。

 下落幅は、これまで最大だった昨年12月の13・0%減より大きかった。

 全7業種で前年同月を割り込んだ。最も落ち込みが大きかったのは鉄鋼の37・4%減で、自動車やデジタル家電を含む機械や非鉄金属、化学などが過去最大の下げ幅だった。

 電力会社別でも全社が前年割れ。東京、中部、関西、中国、九州の各電力で下げ幅が最大を更新した。

 家庭向けなども含めた販売電力量の総計も6・2%減の778億2700万キロワット時となった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009022001000267.html