【モスクワ20日共同】インタファクス通信によると、キルギスのバキエフ大統領は20日、米軍の対アフガニスタン作戦の拠点となっているキルギス国内のマナス米空軍基地使用に関する政府間合意を破棄する法律に署名、同法は発効した。これを受け、キルギスのサルバエフ外相は同日、米大使に合意破棄を通告した。
これにより、米軍は180日以内に基地からの撤退を余儀なくされる。
法律は19日、キルギス議会で可決、成立していた。
米軍は中枢同時テロ後の2001年からマナス基地に駐留してきた。
マナス基地に代わる拠点確保を模索する米軍の高官は20日、訪問中のタジキスタンで、タジキスタンとウズベキスタンが、アフガンで活動する米軍主導の多国籍部隊向け非軍事物資の領内通過に同意したと述べた。
ロシアも非軍事物資の領内通過に既に同意している。