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2009年02月20日(金) 00時00分

学生の黄門様 施設で大人気読売新聞

お年寄りを喜ばせる学生たち(町田市の福祉施設で)

 町田市の桜美林大学で演劇を学んでいる学生たち13人が19日、同市成瀬台の福祉施設「ケアセンター成瀬」を訪問し、オリジナル作品「合唱寸劇水戸黄門」を上演した=写真=。4年前から、観客にも参加してもらうスタイルで続けている。お年寄りたちは「涙が出るほど感動した」「また、来てほしい」と喜んでいた。

 今回は、黄門さま一行が150%の消費税で領民を苦しめる茶髪の悪代官をこらしめるストーリー。劇中で、「ああ人生に涙あり」「上を向いて歩こう」など5曲をお年寄りと一緒に歌い、格さんが印ろうをかざして言う「水戸光圀公にあらせられるぞ……」の決めぜりふをお年寄りに読んでもらった。

 客席からのかけ声も多く、うっかり八兵衛が「黄門さまが世直しのため、やってきました」と話すと、「どうもご苦労さん」と声が上がった。水戸黄門を演じた堀之内俊さん(20)(3年生)は「舞台と違い、お客の反応が手に取るように分かる。お客と一緒に劇をつくっている気分になる」と、ほほ笑む。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20090219-OYT8T01166.htm