群馬県警は20日、拳銃を自分の頭に向けて自殺のふりをしたとして、富岡署の男性警部(53)を戒告、同署署長を本部長注意とした。
県警監察官室の説明によると、警部は2008年10月中旬、当直責任者として当直勤務に入る際、拳銃を保管する部屋で、保管庫から実弾入りの拳銃を取り出し、立ち会いの職員の前で、自身の右こめかみに突きつけ、「死んじゃおうかな」などと言って自殺するふりをした。署長は翌日報告を受けたが、同室が調査するまで報告をしなかった。
県警幹部によると、警部は事情聴取に対し、「全国的に警察官による銃を使った自殺が相次いでいたことが頭に浮かび、銃を頭に付けたら、職員がどのような反応を取るか試したかった。冗談のつもりだった」と話しているという。県警によると、昨年は全国で、警察官による銃を使った自殺が9件発生している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090220-OYT1T01223.htm