【ローマ=松浦一樹】イタリア半島南方の小島ランペドゥーザ島にある不法移民収容所で18日、施設の待遇に不満を持つ一部収容者の抗議行動が暴動に発展、建物が放火され、警官と移民計24人が負傷した。
警察当局は、暴動を引き起こした疑いで収容者約20人を逮捕した。
報道によると、収容されていたのはアフリカ系移民約800人で、大半がチュニジア人。うち約300人が前日から、伊政府による送還処分に抗議してハンガーストライキを行っていた。収容中の移民同士の小競り合いに警察が介入したことが引き金となり、暴動が広がったという。