2009年02月19日(木) 19時53分
景気「4—6月も厳しい」 日銀総裁、資金調達も懸念(中国新聞)
日銀の白川方明総裁は十九日、金融政策決定会合後に記者会見し、一—三月期と四—六月期の実質国内総生産(GDP)について「厳しい姿を想定している」と述べ、日本経済は当面、マイナス成長が続くとの認識を示した。
企業の資金調達環境についても「大変厳しい」と指摘。特別措置を強化し、期間三カ月の資金を0・1%の低金利で供給することで、企業が資金調達する際の金利を押し下げる考えを強調した。
追加利下げについては「(この日の会合で)議論はなかった」と説明。日本の政策金利が米国よりも実質的に低いことを指摘するなど、ゼロ金利政策の再導入には慎重な姿勢を示した。企業の資金繰り支援策の拡充などについては「常に考えている」と述べた。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902190223.html